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幕を下ろすときは必ず来る<030514>

・・・と、いうセリフが「透明人間の蒸気」のなかにあったなあ。

芝居だライブだとそれだけを追いかけるために旅をする「遠征」という行為を最初にしてからもう10年ちかくなりますが、東京は朝飯前、九州も行ったし東北も行った、静岡だ長野だ名古屋だと近場もたくさん行かせていただきました。
実は海外だって行った。
でもそれは芝居のためじゃなくってライブのためでもなくって。
バスケを見るために。

行ったところがユタにあるソルトレイクという街でもーほんとなんにもない!
きれいだけれど2時間もぐるっと回ったらあとは本当になんにもない!
モルモン教の教会を見に行ったら日本人留学生に勧誘されるし
アイスクリームバーでアイスを一番小さいサイズで頼んだのにバケツみたいなのに入ってくるし(食えるか!)
1人だからどこでご飯食べていいかもわかんないで結局マクドなんか行ってるし
3日間居たけど食事の中で一番旨かったのがデルタセンターで食べたホットドッグだったっていう
なんともみすぼらしい旅だったんだけどでもすっごく良い旅でした。
不思議なもので「JALで行く自然派アメリカ!アメリカ中部の旅5日間♪」なんていうのより
あまりにやることがなくって近くにある貿易ビルみたいな建物に潜り込んで
床に座ってぼそぼそと開場までミステリを読んで時間を潰した記憶の方がイイもんだったりするんだ。

そうまでしてアメリカの片田舎まで出かけたのは私がジョン・ストックトンという選手が好きだったからで
どうしてもどうしても彼のプレイを生で見ておきたいという衝動が抑えられなかったからだ
小さい身長でコートをかけずり回り芸術的なパスを繰り出し
ものすごくクールな感じなのに実はすごく負けず嫌いで
マローンとのピック&ロールのコンビネーションは無敵で
NBAのオールタイムアシスト&スティールリーダーで
審判の見ていないところでこっそりシャツを引っ張ったりする姑息さもあって
NBA1ダーティーなプレイヤーとロドマンに罵られたこともあって
19年間で欠場した試合がわずか22試合という鉄人ぶりで
余計なことは喋らない、自分のことを大きく言わない、不必要に注目を浴びるのがイヤ、
言い訳が大嫌い。
プロで、
プロで、
プロだった。
彼は本当にプロフェッショナルという言葉が似合う人で、だから私は彼が大好きでした。

幕を下ろすときは必ず来る。
彼はどこかの神様みたいに二度も三度も宣言を撤回する人ではないからかれが「辞める」といったら本当に辞めるんだろう。
ジャズの12番は永久欠番になるのかな。
セレモニーなんか嫌がりそう。
マローンはどうするのかなあ。
・・・・・。
寂しいとかつらいとか私のNBAは終わったとか戻ってきてーとかじゃなくて
貴方は私のヒーローでしたよ!と言って大きく手を振ることが今私の一番伝えたいことなのかもしれません。

2 years ago

October 7, 2009